（味噌　その１９）

○　「一平ちゃん　味噌味　バター風味コロとろキューブ入り」（明星）

　凝ったスープと具材でお馴染みとなっている一平ちゃんシリーズの味噌味にバター風味コロとろキューブが入って再び登場しました。

　味噌とバターの相性の良さというのは誰もが知っていることなのですが、どのくらい風味を楽しむことができるのかが気になるところ。一平ちゃんなので大丈夫でしょう。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてコクのたれを入れてよくかき混ぜれば完成。味噌の甘酸っぱい香りと一緒にバターのとても良い香りが漂ってきて食欲をそそられました。

　早速、スープを一口いただきます。サッパリとした口当たりで味噌の甘酸っぱさを味わうことが出来るとともに、ほんのりとバターの風味も楽しめるといった感じです。

　具はひき肉、キャベツ、ニンジン、コーンの４種類。見た目が華やかな味噌ラーメンらしいラインナップとなっており、シャキシャキ甘味のキャベツがタップリです。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、思ったよりも麺のコシの良さを楽しむことができるとともに、味噌バターの風味が絡まって美味しくいただけます。

　味噌バターの風味の良さとたっぷり野菜を心ゆくまで楽しむことができる一品。さすが一平ちゃん、どんどん進化しているというのが舌から伝わってきます。

○　「味噌らーめん」（テーブルマーク）

　新しい時代に向かうために加ト吉から生まれ変わったテーブルマーク。そのテーブルマークからシンプルな雰囲気が漂っている味噌らーめんが登場しました。

　特に何かをアピールしているわけでもないような気もしますが、蓋の右側に箸でつかんだ麺の写真が載っています。麺がウリとのことですので麺を楽しみたいと思います。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて調味油を入れてよくかき混ぜれば完成。一昔前の味噌カップ麺を思い出すような香りが漂ってきたので、思わず懐かしさを感じました。

　早速、スープを一口いただきます。サッパリとした口当たりとなっており、ハッキリとした塩味というのを感じることができ、味噌っぽさも味わうことができます。

　具はコーン、ニンジン、ワカメ、キャベツ、モヤシの５種類となっており、ボリューム的には少なめなのですが、見た目的には彩りの良い組み合わせとなっています。

　麺はノンフライのややちぢれ麺となっており、つるつるとした舌触りとモチモチとした食感を楽しむことが出来、スープもよく絡むので美味しくいただくことができます。

　懐かしい味噌スープとノンフライ麺の心地良い食感を楽しむことができる一品。２８３キロカロリーというヘルシーさも魅力の一つとなっている一杯です。

○　「麺の街　札幌みそラーメン」（エースコック）

　全国各地のご当地ラーメンを手軽に美味しくいただくことができるということでお馴染みとなっている麺の街シリーズから札幌みそラーメンの登場です。

　札幌みそラーメンといえば太めのちぢれ麺と濃厚な味噌スープが特徴的なのですが、縦型カップの中でその特徴をどこまで再現できているのかに注目したいです。

　お湯を入れて３分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。濃厚そうな味噌の香りとともに炒め野菜の香ばしさも漂ってきて食欲をそそられました。

　早速、スープを一口いただきます。口に含んだ瞬間に濃厚な味噌の風味が広がるとともにピリッとした辛さを感じることができ、野菜エキスの味わいも楽しめますね。

　具はひき肉、コーン、タマネギ、モヤシ、長ネギの５種類。味付けされたひき肉とコーンの甘さは味噌スープによく合う味わいで、タマネギは風味がとても良い感じです。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、気持ち細めとなっていますが麺のコシは思ったよりもしっかりとしていて、スープもよく絡むような味わいです。

　味噌とタマネギの風味がとても印象的なピリ辛スープとちぢれ麺の相性がとても良いと感じられる一品。普通とはちょっと違う札幌みそスープを楽しめる一杯です。

○　「まろ味噌」（マルちゃん）

　味噌の風味とまろやかなスープを心ゆくまで楽しむことができそうなカップ麺が登場しました。その名もまろ味噌ということでインパクトのある大きなカップです。

　赤と白の合わせ味噌に豚骨、魚介、背脂が調和しているといったことが書かれてありました。味噌の風味の良さだけではなく、魚介と背脂の香りも楽しめそうですね。

　お湯を入れて５分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。芳醇な味噌の香りと程良い背脂の香りが漂ってきて食欲をそそられるといった感じです。

　早速、スープを一口いただきます。口に含んだ瞬間に魚介だしの風味が広がり、背脂の甘さと旨みも同時に楽しめるといった味わいでとても美味しくいただけます。

　具はチャーシュー、メンマ、キャベツ、モヤシ、長ネギの５種類。チャーシューは分厚くてジューシーな味わいとなっており、キャベツとモヤシはボリュームがあります。

　麺はノンフライのややちぢれ麺となっており、滑らかな舌触りと麺のコシの強さというのを楽しむことができます。また、見た目は札幌みそラーメンの麺のようです。

　魚介だしと背脂が絶妙な感じで合わさったまろやか味噌スープをいただくことができる一品。さらに、麺と具材の仕上がりの良さも満足するものとなっていました。

○　「新潟　ちゃーしゅうや武蔵　からし味噌らーめん」（とかち麺工房）

　新潟で人気のあるラーメン店ちゃーしゅうや武蔵の中でも一押しのからし味噌ラーメンが、店主監修の元、カップ麺となって登場しました。

　白味噌スープに辛みそが絶妙なアクセントといったことが書いてありました。からしということで別のことを想像しましたが、普通に辛みそで少しホッとしました。

　お湯を入れて５分、蓋を開けて特製スープとレトルト具材を入れてよくかき混ぜ、最後にあおさと辛みそを入れれば完成。味噌とラードの良い香りがしてきました。

　早速、スープを一口いただきます。濃厚な味噌の風味が口一杯に広がり、直ぐにピリっとした辛さを楽しむことができるとともにラードの味わいも堪能できます。

　具はチャーシュー、メンマ、ナルト、モヤシ、ゴマ、アオサ、長ネギの７種類。チャーシューはレトルトなのでジューシーな味わいで、あおさの存在も欠かせません。

　麺は氷結乾燥ノンフライ麺となっており、滑らかな舌触りとコシの強さというのを楽しむことができるとともに、濃厚スープがしっかりと絡んで美味しくいただけます。

　本格的な味噌の風味とキレのある辛みその美味しさを心地良く楽しめるような一品。数多くある味噌カップ麺の中でもかなり完成度の高い一杯となっていると思います。

○　「仙台　おり久　みそラーメン」（とかち麺工房）

　宮城県仙台市で美味しいピリ辛みそラーメンを楽しめるラーメン店と言えば「おり久」。十勝新津製麺の時も登場しましたが、とかち麺工房になっても健在です。

　社名が変わっただけで見た目も中味も全く同じような感じがします。ただ、変わらないということはそれだけ美味しいということなので改めて味わっていただきます。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。芳醇な味噌の香りが漂ってくるとともに、濃厚そうなスープが目の前に現れました。

　早速、スープを一口いただきます。程良い脂っこさを感じたあとに味噌の風味が口の中に広がってくるとともに、ピリッとしたキレのある辛さを楽しむことができます。

　具はチャーシュー、ハクサイ、長ネギの３種類。チャーシュは噛むほどに味わい深くなるのですが少し薄味といった感じで、ハクサイはシャキシャキとした食感です。

　麺は氷結乾燥ノンフライ麺となっており、滑らかな舌触りとモチモチとした食感を楽しむことができ、ピリ辛みその風味もしっかりと絡んでいるといった感じです。

　芳醇な味噌に辛さが加わったスープは癖になりそうな美味しさとなっている一品。暑い夏や寒い冬、どちらの季節にもピッタリの一杯となっています。

○　「スーパーカップ　２．０倍キャベツ盛にんにくマシ　味噌ラーメン」（エースコック）

　美味しくてお腹も満足するスーパーカップのさらに大盛りにした２．０倍シリーズから食べ応えのあるキャベツとニンニクの入った味噌ラーメンの登場です。

　食べごたえの麺、ド濃厚味噌スープ、にんにくマシということが蓋に書いてありました。ドが付くほどの濃厚味噌スープとタップリニンニクの組み合わせに興味あります。

　お湯を入れて３分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。ニンニクのとても食欲をそそる香りと味噌の心を穏やかにさせてくれる香りが漂ってきました。

　早速、スープを一口いただきます。口に含んだ瞬間にニンニクの風味が広がってくるとともにピリッとした辛さを感じることができ、味噌の旨味も楽しむことができます。

　具は豚肉、キャベツ、モヤシ、ニンニク、唐辛子の５種類となっており、豚肉は程良い脂身がついているので旨味があり、ニンニクは量が多いので風味を堪能できます。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺なのですが、スーパーカップならではの３Ｄめんとなっているのでモチモチ感を楽しめ。なんと言ってもボリューム感満点です。

　ピリ辛の味噌スープにしっかりと溶け込んだニンニクエキスが食欲をそそってくれるような一品。スタミナをつけたい時に必ず食べておきたい一杯となっています。

○　「サッポロ一番　みそラーメン　秋限定　もっとおいしく！」（サンヨー食品）

　長きに渡って愛され続けているサッポロ一番のみそラーメン。秋限定としてきのこが入っているのですが、みその風味とコクがアップしてもっとおいしくなりました。

　袋麺もそうなのですが、みそラーメンには野菜をタップリ入れるというのが本道です。カップ麺というのは用意することなく最初から入っているので嬉しいですね。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。味噌の甘酸っぱい香りが漂ってくるとともに、目の前には野菜やきのこといったバラエティな具材が現れました。

　早速、スープを一口いただきます。スッキリとした口当たりとなっており、昔から変わることのない懐かしい味噌スープといった味わいで、やはり旨いなと思います。

　具はマイタケ、ヒラタケ、チンゲンサイ、ニンジン、コーン、長ネギの６種類。なんといっても秋にしか味わえないキノコ類の食感や風味が味噌スープとピッタリです。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、柔らかめとなっていますが味噌の風味がしっかりと染みこんでいるとともに、具材ともよく合う味わいとなっています。

　懐かしさを感じるスープとともに季節感を感じることができるきのこを美味しくいただけるような一品。秋になると必ず思い出すような存在感のある一杯になりそうです。

○　「ＭＫ　CUSTOMER　みそＮＯＯＤＬＥ」（エースコック）

　マツモトキヨシのオリジナルブランドであるＭＫ　CUSTOMERが企画してエースコックが製造したカップ麺の中から今回はみそＮＯＯＤＬＥの登場です。

　ドラッグストアのオリジナル商品ということで一瞬大丈夫かなと思いましたが、天下のエースコックが作っているということで、その味わいに心配はなさそうです。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。芳醇な味噌の風味が漂ってくると思っていたのですが、鼻を近づけてもそんな風味は全く漂って来ませんでした。

　まずは、スープを一口いただきます。スッキリとした口当たりとなっており、味噌の味わいというのを感じることができるとともに、ピリ辛加減を楽しむことができます。

　具は挽肉、コーン、モヤシ、唐辛子、長ネギの５種類。味噌ラーメンらしいラインナップとなっている中でコーンの存在というか甘みのある美味しさがとても良いですね。

　麺はスナック麺タイプとなっており、やや柔らかめといった印象があるのですが、このタイプとしては麺のコシを楽しむことができ、スープとの絡みも楽しめます。

　スッキリとしていてピリリと辛い味噌スープがとても印象的な一品。美味しいお酒をたくさん飲んだあとにいただくと復活するような味わいとなっていると思います。

○　「名店仕込み　すみれ　２０１０」（日清）

　名店の一杯をカップ麺にして家庭に美味しさを届けてくれるということでお馴染みの日清の名店仕込みが１０周年を記念して装いを新たに登場しました。

　今回は札幌名物味噌ラーメンの第一人者であるすみれの味噌ラーメンということで、昭和３９年創業以来守り続けられている味をしっかりと再現してくれたとのことです。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて麺を軽くほぐしてから粉末スープと液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。鼻を近づけると芳醇な味噌の香りを感じることができます。

　まずは、スープを一口いただきます。すみれの味噌ラーメンならではの脂っこさがあるのですが不思議と飲みやすく、濃厚さと味噌の味わいをしっかりと堪能できます。

　具は挽肉、メンマ、タマネギ、長ネギの４種類。挽肉は大きくて味わいが良く、メンマは食感を楽しむことができるとともに、タマネギの味わいもスープにピッタリです。

　麺は札幌味噌ラーメンならではの太めのちぢれ麺となっており、喉ごしの良さはもとよりスープがしっかりと絡むので、かなり本格的な美味しさを楽しむことができます。

　濃厚なのに飲みやすい味噌スープと太ちぢれ麺の醍醐味を堪能できるような一品。店に行かなくても本格的な味わいを手軽に楽しめるということが嬉しいですね。

（味噌 その１９）

（味噌　その１９）